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【コラム】ノーベル経済学賞の光と影=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.21 13:39
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ノーベル経済学賞は「強大な権威」を個人に付与するが、これは結果的に害になりうるというハイエクの心配にも注目する必要がある。受賞者の知的能力がすごいかのように各分野で彼を優待する。受賞者自らも自身が全能者のように勘違いしたりもする。ハイエクの心配が一理ある理由だ。

このような権威は自然科学では問題になりえない。知ったかぶりをする誇張された行動をすれば同僚専門家たちが牽制する。経済学にはそのような牽制がない。経済学の影響力の範囲が政治家、ジャーナリスト、一般大衆など経済の非専門家まで広範囲なためだ。

 
それでノーベル賞受賞者は知的自慢に陥りやすい。借金をしても政府支出を増やさなければならないと主張したポール・クルーグマン、経済学を第2の物理学にしたポール・サミュエルソンのような干渉主義的な指向の受賞者の自慢は致命的だ。それでハイエクはまるで医師たちが倫理綱領を宣誓するように、受賞者も謙虚さを誓おうと提案もした。経済学を勉強した人はさらに利己的で、それで腐敗にかかわりやすいという理由で利己心を教える経済学に賞金を授けるのは不当だという論理で、ノーベル経済学賞を撤廃しようという主張もある。しかし経済学が利己心を助長するという論理がたとえ正しいとしても、ノーベル経済学賞を撤廃するのは正しくない。歴代受賞者を見ればノーベル経済学賞が利己的な人間観を克服して腐敗のない透明な社会を作ることにも寄与したということを知ることができる。

ノーベル経済学賞は権威と価値がある制度であることに間違いない。しかし心配なのはノーベル賞が複雑な現状の経済問題を根源的に幅広くとらえる新しい世界観の開発の代わりに、特定問題の解決に重点を置く短期的な風潮や数理・計量分析の流行を強化させる危険性だ。偉大な受賞者ではない危険な受賞者の輩出が恐ろしい。

ミン・ギョングク江原(カンウォン)大学名誉教授(経済学)


【コラム】ノーベル経済学賞の光と影=韓国(1)

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