【コラム】朴槿恵政権の「安倍首相を知ること」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.25 09:36
安倍首相は「故郷の下関(山口県)は、江戸時代に朝鮮通信使が上陸したところ」といった。山口県のかつての名前は長州藩だ。長州は明治維新の拠点であった。安倍首相はその時代の2人の人物に心酔した。吉田松陰と高杉晋作だ。安倍首相は2013年8月に松陰神社を訪れた。昨年7月、高杉晋作の銅像の除幕式に参加した。
最近放映されているNHKの大河ドラマは『花燃ゆ』だ。その舞台が明治維新の長州だ。吉田松陰と高杉晋作はドラマの主要人物だ。松陰は維新の理論を生産した。晋作は徳川幕府打倒を実践する。『花燃ゆ』は安倍首相の歴史観の根っこを描いている。右翼国粋主義は安倍政治の必然だ。その中で帝国日本の侵略行跡は脚色された。その残忍さは省略される。