【時視各角】「羅老号世代」のために(2)

【時視各角】「羅老号世代」のために(2)

2010年06月18日14時55分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  糸川の‘夢’は後輩が引き継いだ。 彼が死去する1年前の1998年、米国探査チームが地球と火星の間の軌道を回る小惑星を発見した。 日本科学者らは03年にこの小惑星を探査する「はやぶさ」を打ち上げた後、米国側と交渉を行った。 米国の好意で後にこの小惑星は「イトカワ」という名前が付けられた。 私は日本が第2次世界大戦当時、米軍と数多くの空中戦を繰り広げた戦闘機「はやぶさ」を探査船の名前に、目的地の小惑星を「隼」戦闘機の設計者の「イトカワ」と命名したことになぜか背筋がぞっとする。 すでに1920年に飛行機を製造していた日本の底力と敗戦の恨、そして歳月を越える執拗さが同時に感じられるのだ。

  その「はやぶさ」が13日に奇跡的に帰還した。 「はやぶさ」の本体は軽自動車の半分ほどの大きさにすぎない。 これがあの遠い宇宙に浮いている、全長540メートルのピーナッツ型の岩の塊に着陸して帰ってきた。 7年間、なんと60億キロ。 カプセルをオーストラリア南部の砂漠に落とし、本体は壮烈に‘散華’した。 日本列島がワールドカップ(W杯)サッカー初勝利を上回る歓呼に染まるのも当然だ。

  「羅老(ナロ)」打ち上げが2度失敗したが、まだ始まったばかりだ。 宇宙開発は夢とともに「失敗」を食べて育つ。 どの国でも宇宙開拓史は蓄積された失敗学の集大成だ。 私たちはわずか2度の小さな失敗にあまりにも失望しすぎているのではなかろうか。 日本の糸川、中国の銭学森に並ぶ「韓国型ロケットの父」らが宇宙開発の夢とともにすくすく育っていると、私は確信している。 「羅老」の夢と初期の失敗を見て育った「羅老号世代」だ。 韓国の未来は争いに余念がない既成世代より、彼らにかかっていると私は信じている。

  盧在賢(ノ・ジェヒョン)論説委員・文化専門記者

【時視各角】「羅老号世代」のために(1)

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