韓経:【社説】平昌で新技術試演、「コリアブランド」高める機会にしよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.05 13:23
4日後に迫った平昌(ピョンチャン)冬季五輪が韓国企業の新技術競演場になる見通しだ。KTとサムスン電子は世界初の第5世代(5G)通信試験サービスを、現代(ヒョンデ)自動車は最先端水素電気バスを、LGエレクトロニクスは道案内人工知能(AI)ロボットを公開するという。国のイメージだけでなく企業ブランド価値を引き上げるにはこの上なく良い機会だ。
五輪の経済的効果をめぐっては多様な算定方式があるが、看過できないのが無形の広報効果だ。遠くへ行くこともなく韓国の経済発展像を世界に知らせた1988年のソウル五輪、躍動的な韓国のイメージを誇示した2002年の韓日ワールドカップが端的な事例だ。だが最近中小企業中央会が発表した「韓国製品の海外消費者認識調査」は韓国が国のイメージや商品ブランドの側面でまだ進む道は遠いということを示す。海外の消費者に日本製品は「技術力」、中国製品は「価格」、欧州製品は「グローバル感覚」が優れているという特徴があるが、韓国製品には特別なイメージがないと明らかになった。ITや家電などでサムスン電子をはじめとする一部グローバル企業のイメージは高いが、国のイメージがこれを支えることができない点も相変わらずだ。