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韓国製造業、10年後には…迫り来る中国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.25 09:58
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18日に中国の鉄道建設会社の中国中鉄はロシアのモスクワとカザンをつなぐ全長770キロメートルの高速鉄道設計事業を受注した。2008年に高速鉄道を初めて開通させた中国は、現在28カ国と高速鉄道輸出交渉をしている。中国より4年早い2004年にKTXの運行を始めた韓国は高速鉄道輸出実績が1件もない。

韓国貿易協会のイ・ボンゴル首席研究員は、「中国は国土が広く、試験して商用化する区間が多く高速鉄道技術が急速に発展した。電気自動車、太陽光発電、風力発電技術も韓国より先を行っていると評価される」と話した。高級スマートフォン、半導体、ディスプレーなどでは韓国がまだ優位と評価されるが、製造業全体でみれば韓国はすでに中国が追いつくべき対象ではない。

 
中国政府が先月18日に発表した「中国製造2025」にはそうした認識が表われている。中国はこの計画で世界の製造業強国を3つのグループに分類した。1強国は米国、2強国は日本とドイツ、3強国は中国と英国、フランス、韓国だ。中国製造2025計画は中国が2025年までに製造業分野で韓国などが属する3グループを抜け出して日本とドイツがいる2グループに上がるという内容だ。中国はこのため次世代情報技術、高精密数値制御とロボット、航空宇宙装備など10大産業発展計画もまとめた。また、企業の研究開発投資を拡大し、ITと製造業の融合を拡大することにした。

中国が製造業で一段階跳躍すると宣言した2025年は韓中自由貿易協定(FTA)を通じ韓国の製造業が生産増大効果を得られると予測される時期だ。産業通商資源部は5日に国会に提出した韓中FTAの経済的影響評価報告書で、FTAを通じた貿易と投資活性化により今後10年間に韓国の国内総生産(GDP)は0.95%増加すると予想した。だが、業種別に見れば話は変わる。最大の影響を受ける分野は農林水産業ではなく製造業だ。製造業の場合、最初の5年間に年平均7019億ウォン、10年間で4687億ウォンの生産減少効果が予想されると明らかにした。値段が安い中国製工業製品が輸入されるためだ。


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    韓中FTAの製造業生産効果と中国の「中国製造2025計画」
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