【社説】開城工業団地を威嚇手段にしてはならない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.09 10:17
北朝鮮が南北関係の最後のひもまで断絶させると威嚇してきた。朝鮮労働党の金養建(キム・ヤンゴン)対南秘書がきのう開城(ケソン)工業団地を視察した後で談話を発表し、北朝鮮の労働者を全員撤収させると宣言した。これとともに開城工業団地事業の存廃についても検討すると明らかにした。韓国当局の態度により最終閉鎖するかどうかを決定するということだ。残念で嘆かわしいことだ。
北朝鮮が開城工業団地の労働者撤収の理由としたのは、韓国の「対決狂信者」が「金づる」 「抑留」「人質」と言及し北朝鮮の尊厳を冒とくしたということだ。また、開城工業団地で得る収入のため北朝鮮が工業団地を閉鎖できないとしているが、「北朝鮮より韓国がより大きな恩恵を得ている」と主張した。特に「軍事的要衝地を渡したのは大きな譲歩」と強調した。北朝鮮が感情を表に出して開城工業団地問題を扱っていることを示したものだ。