国際金融危機の解決に向けて主要国の首脳が会うG20会議が15日に開かれる。 今回の会議で各国首脳は新ブレトンウッズ体制を議論しようと時間を浪費してはならない。 国際金融危機は基本的に現在の国際金融システムに問題があって生じたものではない。 したがってアジア国家と米国はより現実的な問題に集中しなければならない。
核心的な論点を挙げるなら、金融危機に対する国家間の協調、各国が輸出を増進して輸入を抑制することで自由貿易を委縮させる「近隣国窮乏化(BEGGAR-THY-NEIGHBOR)政策」を未然に防ぐ案、国家別金融監督方式を国際的に調和させる案、スワップ(SWAP・通貨交換)など米連邦準備理事会の役割拡大案などだ。