靖国放火犯の家族史、韓日中近現代史の縮小版
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.15 09:42
出所を控えた中国人の劉強服役囚(38)の身柄処理が韓日中外交の“深刻な問題”に浮上した。領土をめぐる葛藤と過去の問題に続き、3カ国の外交葛藤をさらに悪化させる火種となる状況だ。韓国政府が劉服役囚を法に基づいて処理するには、考慮すべき変数があまりにも多い。
中国広東省広州で英語の講師、心理療法士として働いていた劉強服役囚は昨年10月、「東日本大震災の被災者を支援する」としてボランティアのために日本に入国した。劉服役囚の交際女性も日本人という。
劉服役囚は昨年12月26日午前4時15分、東京の靖国神社に放火し、その当日に韓国に入国した。そして1月8日、ソウルの駐韓日本大使館に火炎瓶を投げ、現場で捕まった。劉服役囚は警察の調査で、「60年も過ぎても日本政府が過去の歴史を認めず責任も取ろうとしないことに怒りを感じた」と犯行の動機を明らかにした。