日本に学ぶノーベル賞 その2 日本の核物理学教授は韓国の10倍
国内の専門家たちは受賞戦略を語る前に、基礎科学研究に対する投資が先にされなければならないと口を揃えて言う。日本が最近まで科学分野でのみ13のノーベル賞を受賞したのは100年間の基礎科学研究投資があったからだという話だ。日本の基礎科学の産室で9人のノーベル賞受賞者を輩出した理化学研究所(RIKEN)は、90年の歴史を持っている。一方、我が国で同じ機能のために作られた韓国科学技術研究院(KIST)は40年ちょっと過ぎただけだ。日本の歴代ノーベル賞受賞者のうち7人を輩出した京都大学は1436年、化学学校(Chemistry School)として出発した大学だ。
日本と韓国の科学者層は比べることさえもきまり悪い。日本は1888~1920年の間に1360人の科学技術分野博士を輩出した。一方、韓国は1945年まで科学技術分野博士がたったの12人にすぎない。それもすべて米国と日本で学位を受けたケースだ。今日も特に違わない。現在、日本の核物理分野教授は500人に近いが、韓国は50人にもまだ及ばない。