【社説】ブログにわいせつ物を掲載した放通審議委員
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.28 14:12
パク・ギョンシン放送通信審議委員(以下、放通審議委員)が、自身が携わっている審議委員によってすでに“わいせつ物”に規定されている男性性器の写真を堂々と自分のブログに掲載した。子どもや青少年も見られる“全体公開”の掲示だった。法学専門大学院の教授でもある彼は、ブログに「写真は自己表現の最も原初的な姿」としながら「表現の自由はすべての表現の自由であり、“社会的によい表現をする自由”ではない」と載せた。我田引水もいいところだ。過ちを謝らず、どこまで都合のいいごり押し論理なのだろうか。それさえも掲示物が「社会的なよい表現」ではないと感じていたのか。彼の逸脱と詭弁は、むしろ表現の自由を冒涜(ぼうとく)している。
パク委員が掲載した写真は、放送通信審議委員会(以下、放通委)の全体会議でわいせつ物と判定され、削除の決定が下されていたものだった。いくら自分が反対した決定だったしても、勝手に写真をブログに掲載するのはまた別の違反行為だ。そのうえ彼は情報通信網法以外に「職務上知りえた情報を他人に漏らしたり、職務上の目的以外には使用してはならない」という放送通信委員会の設置、運営に関する法律(第27条2項)にも背いている。