【コラム】韓国のグローバル競争力は持続可能か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.10 13:54
輸出が韓国経済に占める割合は絶対的だ。国内総生産(GDP)に対する輸出の比率は43.1%にのぼる。貿易協会の推算によると、2000年以降、輸出の付加価値創出を通じた経済成長寄与度は58.2%にのぼる。グローバル景気の回復を受け、昨年の韓国の輸出は大幅に増えたが、今年に入ってから鈍っている。
こうした傾向が続くかどうかは今後さらに眺める必要があるが、専門家らは保護貿易の拡散やウォン高など通商環境の悪化を懸念している。また、通貨当局が米国に市場介入しないことを約束した中、ウォン高がさらに進めば主要輸出品目の価格競争力は低下し、韓国経済に衝撃になるだろう。
現在、韓国にとって大きな脅威は中国の追撃だ。人口の崖と高齢化問題に直面した中国は労働集約的産業から技術集約的産業への構造転換を進めていて、韓国との技術格差を狭めている。