【時視各角】現代車の危機は長引くだろうか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.13 09:06
この渦中で生産現場の低効率は「世界的水準」だ。現代車の国内工場の1時間あたりの賃金は米国工場より2倍近く高く、1時間あたりの生産性は半分程度と低い。日本のトヨタは単一車種10万台さえ売れば利益が出るのに、現代車は20万台以上売らなければならない。貧弱な労使間の信頼資産は競争力をとかじり続けている。
その上、政府は「無戦略主義」だ。自動車の内燃機関が変わればインフラもこれを支えなければならない。日本の場合、業界は水素燃料電池自動車の開発に拍車を加え、政府はすでに2年前に「水素社会(Hydrogen Society)」を標ぼうしながらロードマップを出してインフラ投資も始めた。日本では2020年に水素経済が始まる。一方、現代車は水素車戦略を宣言したが政府は無反応だ。燃料を供給するステーションもないのに水素車がどうやって走り回るのか。