「韓国人は『知っていること』に挑戦しない…閉じ込められた状態ではノーベル賞は期待できず」(2)

「韓国人は『知っていること』に挑戦しない…閉じ込められた状態ではノーベル賞は期待できず」(2)

2017年08月12日11時21分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
comment
0
share
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixi
  --新しい発見・発明をするために必要な科学と工学の方法論は同じだろうか。

  「違う。科学は自然を作動させる基本原則を理解しようとする試みだ。工学は科学が発見した原則を応用する。科学と違い、工学はおおむね『予期せぬ驚き』を期待しない」

  --工場の組み立てラインから物が出てくるように科学発見をするのが可能だろうか。

  「科学に組み立てラインのような方法を試みた人々はほぼ失敗した。だが、発見が起こる基本的な環境を作ることはできる。例えば、研究者に事物を探求する自由、既存の考えに挑戦する自由を与えることだ」

  --韓国人の創意性にはどのような問題があるか。なぜ科学分野のノーベル賞受賞者が出ないのだろうか。

  「2つのことが言える。最初に、韓国人は多くのことを知っているが『我々が知っていると考えること』異議を唱えて挑戦しない。ほとんどすべての偉大な発見と発明は、基本前提に挑戦して『我々が知っていると考えること」を逆にひっくり返す。挑戦する方法を学ぶのは難しい。恐ろしいことでもある。第二に、多くの発見者・発明者は『ポリマス(polymath、博学者)』だ。ポリマスは2つ以上の分野について専門的な訓練を受けた人だ。彼らは、例えば一分野の問題を第2、第3の分野の技法や知識を結びつけて解決する。多方面に知識がなければ発見・発明はない。韓国人は単一の専門分野に閉じ込められている。閉じ込められた状態では他の人と全く同じことを考えるようになる」

  --人工知能(AI)の発展が革命的な変化をもたらすと考えるか。

  「発見には該当しないと考える。発見は『予期せぬ驚き』であるためだ。今まではどのAIプログラムもそのような驚きを見つけることはできなかった。まだ自身のプログラミングに疑問を提起したコンピュータプログラムはなかった」

  --「科学者ロボット」が登場するのではないだろうか。

  「個人的には希望しない」

  --ヘブライ大学のユヴァル・ノア・ハラリ教授を含めて多くの学者が今学校で教えているのは数十年以内に役に立たなくなると主張している。

  「そうだ。教育は事実(fact)学習でなく、2つを強調しなければならない。一つは原理(principle)だ。原理は絶対に消えない。ディテールが変わっても原理は変わらない。二つ目は『学び方を学ぶこと』だ。今後『最終学位(terminal degree)』というのは意味がない。一生学ばなければならない」

  --『思考の誕生』と『DISCOVERING』の他に創意性を育てるのに役立つ本は?

  「この二つの本の後続作が私の妻が使った『Inventing Imaginary Worlds』(原題)だ。多くの創意的な人々は10代の時、『想像の世界』を作り、大人になっても可能な世界を想像して想像と現実の距離を縮めるために努力するという内容の本だ。『Teaching for successful intelligence』 『Psychology 101 1/2: The Unspoken Rules for Success in Academia』などロバート・スタンバーグ氏が書いた本は全部立派だ」

  --韓国読者に強調したいことがあれば?

  「『DISCOVERING』は発見の戦略を提示する。すべての偉大な科学者は同じ方法を取った。だが、その方法は学校で教える方法ではない。普通の科学の方法の以外に他の方法があるということに気付く必要がある」

「韓国人は『知っていること』に挑戦しない…閉じ込められた状態ではノーベル賞は期待できず」(1)
【今日の感想】この記事を読んで・・・
興味深い
悲しい
すっきり
腹立つ
役に立つ

今日のイチオシ記事