【時視各角】「腐ったエリートは必要ない」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.07 10:38
我々は知識と知性という不公平な資産を多く所有したエリートに富と権力が傾くのも包容力を持って容認してきた。多くを学んだ人たちは社会の問題を発見し、問題の解決方法を見つけ、対内外的に公的な領域を安定させ、普通の市民の日常に問題が生じないよう努力するという信頼のためだった。しかしこのような信頼はあっさりと裏切られた。こうして我々の社会のエリートに対する信頼は崩れていった。
6週間続いた「週末ろうそく集会」の秩序整然はこのような信頼崩壊の反作用なのかもしれない。「法より拳」という興奮しやすい韓国人とは信じられないほどの落ちつき。どん底に落ちた国の品格を回復しようとする自尊心がそのような韓国人から驚くような忍耐心を引き出したのではないだろうか。今はあまりにも恥ずかしく、我慢に我慢を重ねることができる。しかし広場の末に指導層に対する不信感と軽蔑だけが残れば、我々の社会はまたどこへ向かうのだろうか。