【コラム】2016年の経済、それでも希望を見る=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.31 15:58
次は中国経済問題だ。成長率5%台下落説と過剰負債懸念が重なり、今年の市場は発作症状を見せた。しかし中国政府の危機管理能力からみて来年の成長率は6%台のソフトランディングが可能とみられる。中国の内需中心成長戦略と韓中自由貿易協定(FTA)の発効は、韓国には機会要因として作用するだろう。
国際原油価格は下落がもう少し続く見込みだ。造船や海外建設業が大きな打撃を受けている。しかし化学・石油精製業が予想外の好調で、自動車産業も一息つく契機となった。原油価格および原材料価格の下落は今年、韓国経済に80兆ウォン(約8兆円)以上の所得増加効果をもたらしたという分析が出ている。