【グローバルアイ】「停戦協定を盗まれた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.12 16:16
「その日も(いつものように発表できることを期待ながらが)右手を高く上げて先生を見つめたが、無視された。 寂しさから涙が浮かんだ」。
韓人雑誌に掲載された韓国青少年作文賞の受賞作だが、北京の中国学校に通っていた小学3年生の衝撃と混とんがそのまま表れている。
中国の国語の教科書に掲載された戦争英雄譚を習う時間。 上甘嶺戦闘で敵陣のバンカーにかけ込んで戦死した人民解放軍、黄継光に関する内容だった。 幼い児童が知っているはずはなかった。 「暴悪で極悪無道な敵軍」が韓国軍第2師団と米軍第7師団だったことを。 韓国の戦史で狙撃稜線戦闘と呼ぶこの血戦が、中国では「上甘嶺大捷」として通じる。 江原道鉄原狙撃稜線高地。 1952年秋、42日間の戦闘が行われ、12回も領主が代わり、53年7月の休戦を控えて中共軍に渡すことになった痛恨の地だ。