【グローバルフォーカス】北朝鮮に対する幻想から目覚める中国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.24 15:34
1953年以降、公式資料に現れた中朝高官訪問は計161回だ。データによると、金正恩-習近平時代の高官訪問回数は相当な程度で減った。金正恩時代に北朝鮮高官要人が中国を訪問した年間平均頻度は1.8回、中国の場合は1.25回だった。一方、金正日(キム・ジョンイル)-胡錦濤時代には年間平均頻度がそれぞれ4.8、6.6回だった。年間平均頻度の上で、現時期は中朝関係において最悪だ。
われわれのデータは、中国が金正日時代に北朝鮮のトップダウン式改革を誘導するために努力していた点をはっきりと示している。中国は2000年から2011年まで中国を訪問した金正日に自動車・光ファイバー・携帯電話・太陽光パネル・LCD工場、ソフトウェア研究センター、情報技術(IT)団地を視察させた。金正恩時代にはただの一度もない。北京当局が北朝鮮の改革・開放のための努力を金正恩時代に断念したことを意味しているのかもしれない。