【時視各角】「腐ったエリートは必要ない」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.07 10:38
「腹の底から込み上げてくる怒り」を最近、何度も経験している。大統領は「任期短縮」という言葉で政界を混乱させ、与党代表は弾劾案発議を「あり得ないこと」と言いながらいざ発議されるととぼけた姿を見せ、絶対的な権力を振りかざした元民情首席秘書官は住居不明で聴聞会出席要求書が返送され…。
「民衆は覚醒した。腐りきったエリートは必要ない」。先週末、忍耐の限界に達した市民が集まった汝矣島(ヨイド)セヌリ党本部前の集会では、このように書かれた大きな旗が高く掲げられた。巧みに卵の塔を積み上げ(累卵)、「運命の一週間」を来週、再来週へと延ばしてきた大統領の姑息な手法はもう終わりが見える。しかしこの旗はその終わりから始まる「ポスト朴槿恵(パク・クネ)時代」に起きるかもしれない混乱の兆しを強弁していた。