【コラム】グーグルvs中国、衝突の結末は…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.19 10:24
一時、世界地図の大半が赤く染まった。ゴルバチョフの改革は「好調なソ連がさらに良くなるための改革」程度に誤認する勢力もあった。しかしソ連は崩壊した。簡単だからこそもっともらしく見える崩壊原因がある。複写機だ。ソ連は複写機統制を試みたが、地下出版物など反体制情報物の氾濫を防げなかった。複写機は抑圧的な体制と相剋した。
米国はソ連の場合の複写機のように、インターネットが中国政治体制の自由化を誘導することを内心望んでいる。インターネットは複写機よりもはるかに強力な情報の複製・流布手段だ。にもかかわらず米国の期待は現実化されていない。中国ネットユーザーは民主化を希求するのでなく、愛国主義で武装している。中国は政治的に敏感な事項に対するインターネット検閲を成功裏に実施している。期待が外れた原因という分析が可能だ。