【中央時評】韓国は米中の通訳官なのか均衡者なのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.30 11:29
通訳官外交は韓米同盟を強化することには成功した。だが米国との行き過ぎた密着で、韓国の独自の選択肢を縮小させる副作用も少なくなかった。特に統一や経済的観点で中国の比重が大きくなっている現実を考慮した時、決して賢明なことではなかった。それで「スマート」な韓米中の三角関係の管理が政治的課題に浮上することになった。
朴槿恵政権は韓米中の三角関係のスマートな管理によって高い点数を受けてきた。ところでこのスマートな管理が試験台に上がっている。サードやAIIBがこれまでの大国である米国と新興大国の中国との間の覇権争いの性格を帯びているためだ。中国はサード配置を北朝鮮ではなく中国を狙ったものと解釈している。一方、米国はAIIBを米国主導の国際金融体制に対抗するものと見ている。このために、ややもすると韓国の決定は米国か中国かの選択に映るようになる。すでに米日同盟は韓国の中国傾倒を警戒している。