盧大統領の「北朝鮮の核は防御用」発言に論難

盧大統領の「北朝鮮の核は防御用」発言に論難

2006年05月30日18時17分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が29日、在郷軍人会の朴世直(パク・セジク)会長をはじめ新任会長団に会った席で「北朝鮮が核を開発するのは先制攻撃用ではなく防御用」という趣旨の発言をしたと一部のメディアが報道し、論難が起きている。盧大統領が「北朝鮮が核を先制攻撃に使用することになれば、中国の協力が得られないなど、多くの制約がともなうはず」と述べた、という報道が発端となった。

  盧大統領は04年11月、米ロサンゼルスで「体制維持に不安を抱く北朝鮮が自衛的手段として核を保有しているという主張に一理ある」と述べ、米国内の北朝鮮強硬派と国内保守勢力の双方から非難を浴びた。当時は再選したブッシュ大統領との韓米首脳会談(チリ・サンティアゴ)を控えていた時期であり、米国内の強硬派の世論を希薄させて北朝鮮を6カ国協議に引き出そうという融和的発言という解釈が出ていた。盧大統領は最近、モンゴルでは「北朝鮮に大きく譲歩しようと思う」と発言した。

  しかし最近の南北関係の流れは、京義線(キョンウィソン)列車試験運行の中止、メディア関係者の開城(ケソン)工業団地訪問のキャンセルなど、北側の不意打ちを食らっている。統一部の南北会談運営能力に疑問が提起され、政府の融和基調の効用に批判の声も高まっている。

  青瓦台(チョンワデ、大統領府)は当初、‘北核’に関するこうした対話内容を公開しなかった。しかし参加した郷軍関係者らの言葉を引用した報道があった後、このように釈明した。

  鄭泰浩(チョン・テホ)大統領スポークスマンは「北朝鮮は体制と核に不安を抱いているため、最も重要な点は信頼の構築というのが盧大統領の発言の趣旨」と説明した。鄭スポークスマンは「こうした不安のため核への誘惑にかられる可能性があり、信頼の構築でこうした誘惑をなくすのが重要だという発言だった」と強調した。盧大統領が‘防御用’という単語を使ったかどうかという質問に対し、鄭スポークスマンは「そのように断定的に表現したことはない」と語った。

  盧大統領はこの席で「北朝鮮の核開発で、92年に採択された南北基本合意書の履行が後退した」という発言もした。「基本合意書は基本文書と3つの付属合意書で構成されているが、6・15共同宣言に比べて具体的な内容が含まれている」とし、「しかし北核開発のため後退した」という内容だった。
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