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英・独首相に会った文大統領「対北制裁緩和の役割を」

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2018.10.20 09:32
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韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が19日(現地時間)、アジア欧州会議(ASEM)首脳会議出席のため訪問したベルギーのブリュッセルでメイ英首相、メルケル独首相と続けて首脳会談を行い、国連の対北朝鮮制裁緩和などを要請した。

まず文大統領はメイ首相に「北が不可逆的なほど非核化を進展させる場合、北に対する人道的支援や対北制裁の緩和が必要だ」とし「そのようなプロセスに関する議論が国連安保理レベルで求められる」と述べた。

英国は米国・フランス・ロシア・中国とともに国連安全保障理事会常任理事国。国連による対北朝鮮制裁の緩和に影響力を及ぼすことができる。文大統領は15日、フランスのマクロン大統領との首脳会談でも「制裁緩和のための役割」を促した。

 
メイ首相は文大統領の要請に「文大統領の努力で韓半島(朝鮮半島)に以前とは違う環境と機会が形成され、うれしく思う」と述べながらも、制裁緩和に対する具体的な答弁はしなかった。マクロン大統領も「完全な非核化まで制裁は継続されるべき」と話した。

文大統領はメルケル独首相にも制裁緩和に向けたドイツの役割を要請した。これに対しメルケル首相は「北朝鮮の実質的な非核化を促進するための具体的な案が必要」と共感を表しながらも「北朝鮮も完全な非核化に向け、もう少し確実な行動を見せる必要がある」と述べた。

一方、文大統領はASEM全体会議の1次セッションでの発言で「北の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と3回会い、非核化と韓半島平和に対する意志を確認した」とし「韓半島の平和は結局、アジアと欧州の共同繁栄につながるだろう」と述べた。

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