【社説】朴大統領はきょうにでも「4月退任・2線後退」を肉声で明らかにせよ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.07 10:18
朴槿恵(パク・クネ)大統領が昨日、「党から4月退陣・6月早期大統領選挙を党論に決めたとの知らせを聞き、その時からそのまま受け入れるべきだとずっと考えてきた」と述べたと鄭鎭碩(チョン・ジンソク)セヌリ党院内代表が伝えた。内容と形式が共に不十分かつ不適切で、信じ難い言及だ。
何より朴大統領は自身の去就問題ならセヌリ党幹部に伝えるという間接話法ではなく、国民の前ではっきりと明らかにする公開約束の形式を選ぶべきだった。そうでなくても検察捜査を受けると言いながら拒否するなど、大統領の朝令暮改は民心の悪化と不信を大きくさせた最も大きな原因だった。そのうえ、週末ごとに記録を塗り替えている憲政史上最大規模のろうそくデモが一心に叫んでいるのが「大統領退陣」だ。このようなこの国最大の懸案を「党論に従うべきだとずっと考えていた」というように、裏でこそこそしながらこの事態を乗り切ろうとしているならそれはいけないことだ。