【中央時評】韓国は米中の通訳官なのか均衡者なのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.30 11:28
今後、韓半島(朝鮮半島)の運命を占うのに米国と中国の影響力を除いて話すことは難しい。だが、米中関係がどんな形で韓国に影響を及ぼすのか予想することは容易ではない。対立と葛藤の源泉になるかもしれず、平和と統一のテコになるかもしれないからだ。
こうした米国と中国が、高高度ミサイル防御体系であるサード(THAAD)配置とアジアインフラ投資銀行(AIIB)への加入をめぐって韓国に難しい決定を強要している。韓国としてはいまだサードの効能に対する確信もなく、米国が牽制している金融後進国中国のAIIBに対する不安もなくはない。だが韓国は国益の観点でAIIBへの加入を断行した。今後、中国が反対しているサード配置問題をどのように決めるのか焦眉の関心事だ。