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【時視各角】「同性愛者であることは神からの贈り物」=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.05 10:08
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実はティム・クック氏のカミングアウトにこうした多くの考えがよぎったのは、別の理由があった。同じ時期に出てきた韓国ろうあ者協会の声明のためだった。内容はすなわち一般中学校に通う聴覚障害の生徒が、音楽時間にリコーダーの演奏評価で教師から「まともに吹けなければ学級全体に評価点数を与えられない」という警告を受けた。このためクラスの生徒から「障害者のせいで点数をもらえない」という非難といじめにあったということだ。障害者を非障害者と一緒に勉強させる統合教育は、障害者と非障害者皆に「一緒に生きる方法」を教えるためだ。しかしその中で障害に対する配慮もなく差別意識を鼓吹する教育ができ上がった。個人的には障害者の生徒がこの試練を克服してサイの革のように丈夫な心を持つようになることを願う。だが障害者を差別した生徒たちの壊れた性格は、誰が癒すのだろうか。

「違いを尊重せよ」という差別禁止教育と意識の拡散は、現代文明の最も輝く部分だと思う。これで女性・人種・障害者に対する差別を罪悪として認識するようになったし、差別を清算する実質的行動が起きた。差別の止揚は、すべての文明社会が向かう道だ。宗教的に同性愛の容認に苦労する米国ですら同性愛を包容しつつある。ところが韓国では幼い障害者1人も包容できない教室が存在する。

 
韓国は、差別を克服しようという意志がある文明国なのだろうか。障害者に対する差別が堂々と起きた中学校の授業現場は、単にその学級の特殊な現象だったのか。「違い」に拒否感を持つのは人間の本性だ。だからこそ違いを尊重して弱い人を助ける術を教えることが、教育がすべきことだ。私たちが差別禁止教育を正しく行っているのか点検してみる時期に来ているようだ。他人の無理解による試練を「神からの贈り物」として受け入れる丈夫な心を持って生まれた人は、思っているより多くはない。

ヤン・ソンヒ論説委員


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