「中国共産軍、韓国戦争参戦2カ月前すでに戦争予算を確定」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.04 17:02
戦争の準備段階から深々と介入した中国は、50年1月から韓国で情報収集に入った。8月には中国共産軍指揮官を北朝鮮人に偽装させ、北朝鮮地域を偵察した。戦争が始まる前、すでに朝鮮族の通訳要員およそ2000人を参戦待機部隊に配置するなど、南侵した北朝鮮と歩調を合わせた。
このように積極的かつ計画的な中国の役割は、この戦争が甕津(オンジン)半島などで散発的に起きた紛争が自然に南北内戦で発展したというブルース・カミングス米シカゴ大大学院教授(68)の主張を正面から覆すものだ。チュイ博士はスターリンが韓国戦争の開始者であり総監督だと規定した。第1走者の金日成(キム・イルソン)だけでなく、バトンを受け継ぐ第2走者(毛沢東)までが準備を終わらせて戦争を始めたと論破した。