【時論】文大統領、奇跡のような機会を生かすには決断が必要(2)

【時論】文大統領、奇跡のような機会を生かすには決断が必要(2)

2018年11月19日13時43分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  このため文大統領は強制徴用賠償判決で悪化した日本との関係改善に積極的にならなければいけない。また、中露首脳との会談を通じて多者的な非核化プロセスに対する支持を確保する必要がある。覇権競争の様相を呈する米中の葛藤を仲裁できる国はなさそうだ。しかし非核化を媒介に米中問題も多者化できるという点を積極的に活用するのがよい。米国に対しても、非核化問題は米中双方にとって重要な課題であり、非核化が座礁する場合は米中の対立は今よりはるかに悪化することを強調し、説得すべきだろう。非核化は韓国としては生存の問題であり、韓国が立ち上がって米中と周辺国を論議の場に呼び込む名分があり、難しくても必ずそうしなければいけない。いつまでも米中間で状況を眺めながらどちらに立つかを考えてばかりいられないからだ。

  2つ目は非核化交渉が長期化する場合への対応だ。相当期間続く「非核化履行期」を想定しなければいけない。韓半島で70年間続いた対決状況が数回の首脳会談で解消すると考えるのは非現実的だ。非核化交渉の核心には米朝間、南北間の信頼問題がある。信頼は一日で築かれるものではない。当事者が相手の立場で思考し、相互性のある実質的・具体的措置が必要となる。このような措置が繰り返され、ある瞬間に「非核化不可逆地点」を通過することになる。これは単に核と直接関連する問題だけが解決されるのではなく、経済社会的なあらゆる分野で基層的な相互信頼が構築される時に可能だ。

  3つ目、文大統領が数十万人の平壌(ピョンヤン)市民の前で北朝鮮の非核化を金正恩委員長と公開的に約束したため、北朝鮮が非核化のルビコン川を渡ったと青瓦台(チョンワデ、大統領府)は分析している。本当にルビコン川を渡るには文大統領が内部に視線を転じて非核化プロセスに対する国内の支持基盤を固める必要がある。野党はもちろん批判世論集団と夜を明かしながらでも批判を聞いて説得する努力がなければいけない。経済で包容政策を強調して北朝鮮を包容するように、国内の反対陣営を包容して共に進んでいこうとする努力が求められる。奇跡のように訪れた機会を生かして本当の奇跡を起こすには、まず自ら姿勢を低める姿を見せなければならないだろう。

  パク・ジェフン/仁川大北東アジア国際通商学部教授/リセットコリア諮問委員

【時論】文大統領、奇跡のような機会を生かすには決断が必要(1)

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