【社説】米朝首脳会談後に不安定になった韓半島の安全保障

【社説】米朝首脳会談後に不安定になった韓半島の安全保障

2018年06月14日13時22分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  12日、米朝首脳会談が世界の注目の中で開催された。双方は韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化を速かに推進することで合意した。しかしこのための可視的な措置やロードマップはなかった。むしろトランプ米大統領は北朝鮮が非核化を履行する見返りに体制保証を提供することにした。トランプ大統領はその最初の措置として韓米連合訓練を中断することにした。トランプ大統領は「北朝鮮との対話が続くかぎり連合訓練をしない」と述べた。

  しかし韓米連合体制の重要な手段である連合訓練から中断するのは適切でないという批判が強まっている。しかも北朝鮮は非核化のための第一歩をようやく踏み出したところだ。韓米はその間、連合訓練は防御的な性格という立場だった。北朝鮮の非核化とは関係がないということだ。にもかかわらずトランプ大統領は北朝鮮非核化交渉と連合訓練を連係させた。トランプ大統領は連合訓練に多くの費用がかかるという認識も抱いている。この中断措置のため8月に予定された乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)演習がすぐにも影響を受ける雰囲気だ。UFGは北朝鮮の南侵に対応した防御訓練だ。また、来年初めのキー・リゾルブ(KR)演習も中断する見込みだ。KRも北朝鮮軍の南侵時に米軍を韓半島に増援する手続きをコンピューターシミュレーションで演習する。

  問題は韓米軍の指揮官が交代していく状況で連合訓練をしなければ有事の際に対応できないという点だ。受験生が模擬試験を受けないのと似ている。ウィリアム・コーエン元米国防長官は連合訓練の中断を「悪いアイデア」と指摘した。連合訓練の中断は結局、在韓米軍の縮小または撤収につながるという懸念も出てくる。米朝首脳会談後に韓国の安全保障がさらに不安定になるという専門家の指摘が少なくない。政府が国民の不安を解消できる慎重な措置を出すことを望む。
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