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【噴水台】トランプの精神健康

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.06 13:57
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ラテン語「カルペ・ディエム(carpe diem)」はその日を摘めという意味だ。同じ意味である「今を生きろ(Seize the day)」とともに映画『いまを生きる』に出てきたキーティング先生の名セリフに選ばれる。映画での青春だけでなく、大学入学や良い職場のようなバラ色の未来に向けて現在の人生を犠牲にしなければならなかった韓国の若者にも響きが大きかった。今この瞬間を逃して生きている人々にはカルペ・ディエムが今の幸せを取り戻す魔法の呪文になり得る。だが、現在があるだけで過去と未来は気にしない人々には他の処方が必要だ。

先週、韓国で翻訳出版された『ドナルド・トランプという危険な事例(The Dangerous Case of Donald Trump)』という精神医学者など米国専門家27人がトランプの精神状態を分析した本だ。心理学者フィリップ・ジンバルドー氏などはこの本でトランプを「現在の瞬間に生きるだけで自身の行動がもたらす結果や未来に対しては考えない」極端的現在の快楽主義者だと定義する。「極端的現在の快楽主義者は自身の自我を膨らませ、先天的に低い自尊感をなだめるためなら何でも話してしまい、過去の現実を考慮しない。それだけではなく、即興的な言葉、または大きな決定が呼び起こす未来の破壊的結果を全く念頭に置かない」。他の分析も衝撃的だ。他人と共感できない病的なナルシシズム、他人の異見を自身に対する攻撃に受けとめて怒りを破壊的に表出するソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)、偏執症的妄想性障害という診断まで入っている。特に、トランプのナルシシズムは、米国精神医学会が定めた「自己愛性パーソナリティ障害(NPD)」に当たるという評価(ハーバード大医学大学院のジュディス・ハーマン教授)まで出てくる。

トランプ大統領が輸入鉄鋼などに関税爆弾を予告し、グローバル貿易戦争の戦雲が立ち込められている。1930年代大恐慌を深化させた主犯の一つが保護貿易だ。米国は当時、自国の産業を保護するためにスムート・ホーリー法を制定して2万個以上の輸入品関税を大幅引き上げ、これは各国の報復措置をもたらした。結局、世界経済が全部冷え込んだ。大恐慌が再びやってくる可能性は大きくないが、欧州連合(EU)や中国の報復、米国の再報復が続く状況は国家経済を貿易に頼っている韓国にとっては災難だ。経済学原論にも出てくる貿易の利益を強調しながら米国内部でトランプの保護貿易を批判する合理的な声が出るというが、トランプがどれぐらい耳を傾けるかが心配だ。トランプの精神健康が米国を越えて全世界の悩み事になっている。

 
ソ・ギョンホ/論説委員

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