韓経:韓国国籍離脱者、今年に入り「過去最多」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.10 10:45
今年に入り4カ月で国籍離脱者が5700人に達し過去最多を記録した。昨年1年間の国籍離脱者の3倍水準だ。国籍離脱は海外で生まれたり外国人の親の影響で複数の国籍を取得した韓国人が韓国国籍を放棄することをいう。
法務部が9日に明らかにしたところによると、1~4月の国籍離脱者は5695人で、昨年の年間国籍離脱者1905人の3倍を記録した。出入国・外国人政策を総括する法務部が関連統計を作成してから最大の数値だ。
今年の国籍離脱者が選択した国籍は米国が72.4%で最も多かった。カナダが11.7%、日本が8.7%、オーストラリアが3.2%などと続いた。国籍離脱者の大部分は18歳未満の男性だった。兵役義務が強化された在外同胞法改定案が今月1日から施行され、「兵役忌避」を狙った複数国籍を持つ「韓国人2世」らが大挙国籍を放棄しているというのが法務部の説明だ。昨年10月に公布された改定在外同胞法によると、兵役義務未修の男性国籍離脱者には韓国国内での就職と滞在などが自由なF-4ビザの発給が今月から禁止される。兵役を回避しようとする在外同胞が経済活動が自由なビザを受けることに対する批判が提起され関連条項が改定された。