【現場から】海外高付加価値市場に参入できず、マンション工事ばかりに熱を上げる韓国の建設会社
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.02 10:40
「建設が韓国経済を支えている」。経済成長で占める建設投資の寄与度が大きくなり出てきた言葉だ。しかしこれを見る人たちの視点は「満足だ」よりは「不安だ」に近い。韓国の建設会社がいつ終わるかもわからない住宅市場の好況にばかり頼っていることを知っているためだ。建設業界が「その次」に対する解答を出せないままマンションばかり吐き出している状況で不安感はもっと大きくなる。
こうした国内事情と違い海外の建設業界は素早く変身している。最も目立つのはエンジニアリング力の強化だ。エンジニアリングは建設プロジェクトのうち、企画・調査・プロジェクト管理・設計・監理・維持・保守など、施工を除いた事業領域を指す。これまで施工を支援する分野として低評価されてきたが最近は先進国型事業として浮上している。高い技術力を必要とする上に付加価値率が65.3%、雇用誘発効果が10億ウォン当たり14人と製造業平均の3倍を超えるためだ。