【社説】米国のFTA改正要求、「ファクト」で反論せよ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.14 09:16
韓米自由貿易協定(FTA)が試験台に上げられた。米国が昨日、韓米FTA改正を議論する特別委員会招集を韓国側に要求したためだ。韓国からすればとうとう来たといったところだ。米国のトランプ大統領は自由貿易協定に敵対的な態度を見せてきた。就任後、環太平洋経済連携協定(TPP)を撤回して北米自由貿易協定(NAFTA)の全面再協議に着手した。韓米FTAにも「恐ろしい」「最悪」という感情的な表現をはばからなかった。先月末に開かれた首脳会談でも議題になかったFTAを「再協議中」とメディアに発表したりもした。
幸いなのは米国が「再協議(renegotiaion)」の代わりに「修正(amendments)のための交渉」をしようと提案したという点だ。建築で比えるならば、再協議は存在する建物を壊して再建築しようとすることで、修正交渉はリモデリングに該当する。米国が韓米FTAの根幹を揺るがす名分を見出せなかったという意味だ。米国が一番最近結んだFTAである韓米FTAを否定すれば世界的に信頼が崩れざるをえない。