核廃棄条件を抜いた文大統領「信じて対話に出てくるべき」…北にメッセージ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.16 15:31
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が南北対話の推進に着手した。文大統領は6・15南北共同宣言17周年記念式の祝辞で、「核・ミサイル挑発中止」を条件に北朝鮮と対話をしようと、事実上の公式提案した。
文大統領は「北核の完全な廃棄」と「韓半島(朝鮮半島)平和体制の構築」、そして「朝米関係の正常化」まで議論が可能と言及した。韓半島非核化のための大きな絵を提示しながら、その交渉を自ら主導するという意向が込められた。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)の関係者は「断絶している南北対話を再開しようというメッセージも重要だが、文大統領が対話再開後の目標を提示したことにより大きな意味がある」とし「文大統領が『平和協定と朝米関係正常化』に言及したのは、韓半島の平和体制に対する自身の大きな構想を初めて明らかにしたものだ」と説明した。文大統領は大統領選挙当時の公約集で「北核問題の完全解決段階で韓半島平和協定を締結する」と明らかにしたが、就任後にはこれに関連する発言はしていなかった。