スターバックスのハワード・シュルツＣＥＯ（最高経営者、６３）が「今後５年間、世界各地に新規雇用２４万件を作る」と明らかにした。

ＡＢＣなどの海外メディアが２２日（現地時間）、来月の辞任を控えたシュルツＣＥＯが同日の例年株主総会を通じてこのような計画を発表したと報じた。スターバックスは２０２１年まで米国に３４００店舗を新設、６万８０００人を新たに雇用する方針だ。また、中国には５年間で２６００店舗が新設される。昨年スターバックスは米国だけで６５１店舗を新設した。

シュルツＣＥＯは米国のトランプ大統領の反移民行政命令署名直後に発表した難民１万人の雇用の約束もそのまま守ると言った。この約束以後、スターバックスは米国内の保守陣営からボイコットの圧力を受けた。しかし、シュルツＣＥＯは「（難民雇用は）政治に関与したのではない。人道主義と情熱に基づいたこと」と強調した。

シュルツＣＥＯは参戦した勇士の採用計画も明らかにした。シュルツＣＥＯは「米国内で退役軍人２万５０００人とその家族を雇用する」と話した。現在３２カ所ある「軍人家族店舗」（ｍｉｌｉｔａｒｙ　ｆａｍｉｌｙ　ｓｔｏｒｅ）は５年間で１００店舗増える。

シュルツＣＥＯは青年無職者のキャリア開発のために２０２０年まで１０万人の若者を新規採用する計画も明らかにした。シュルツＣＥＯは「若者が願うのは誰かが自分の長所を認めてくれること」としつつ、「企業はヒューマニズムを基に企業の公的責務をつくさなければならない」と強調した。

来月キャビン・ジョンソンＣＯＯ（最高運営者）に席を譲るシュルツＣＥＯは「シュルツ家族財団」を通じて青年雇用、路上生活者問題解決など社会活動を継続する計画だ。