康景宣教授の幹細胞論文疑惑、背景には黄禹錫博士らとのあつれき?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.06 10:07
ソウル大獣医大の康景宣(カン・ギョンソン)教授(49)、カン・スギョン教授(46)の論文捏造疑惑で、幹細胞研究者に道徳性をめぐる批判が起きている。真偽はソウル大研究真実性委員会の最終調査結果で明らかになる見込みだ。ソウル大委員会側は1次調査の結果、「論文に問題がある」として調査の速度を上げている。
両教授の論文捏造疑惑の発端になったのは、匿名の情報提供者が関連学術誌やウェブサイトなどに送った70ページにのぼるプレゼンテーションファイル。各論文の問題点を詳しく分析している点から、学界は幹細胞研究者が問題を提起したと推定し、情報提供者の背後をめぐり「幹細胞権力三角暗闘」が始まったとみている。
幹細胞ベンチャー業界にまだ強大な影響力を行使中の黄禹錫(ファン・ウソク)博士(60)、康景宣教授、康教授と同期の同窓生だがあつれきがあるアールエヌエルバイオ(株)の羅廷燦(ラ・ジョンチャン)会長(49)の3人だ。