【社説】中国は責任ある役割を果たしているのか

【社説】中国は責任ある役割を果たしているのか

2010年11月26日11時24分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  かめの中のネズミを捕まえるには、まずかめが丈夫でなければならない。かめが強くなければネズミを捕まえるための棒でかめが割れてしまう。穴があってもいけない。コーナーに追い詰めたネズミが抜け出られるためだ。「穴のない丈夫なかめ」はネズミを捕まえるための先決条件だ。わが領土に対する北朝鮮の無差別砲撃で軍人だけでなく民間人の死傷者まで発生した。北朝鮮への懲罰のためにかめが丈夫かどうかを確認するのはわれわれの役目だ。問題は穴だ。いま北への懲罰の前線には深刻な穴が開いている。中国だ。

  いくら北朝鮮を追い詰めたとしても、中国が協力しなければ懲罰はできず、再発防止も空念仏になるほかない。延坪島(ヨンピョンド)事件と関連し国際社会が声をそろえて中国に責任ある役割を求めている理由だ。中国は大国だ。大国なら大国らしく行動する時に尊敬と相応の待遇を受けられる。

  北朝鮮の魚雷攻撃でわが水兵46人の命を奪った天安(チョンアン)艦事件の際も中国はがっかりするような姿勢を見せた。今回もそんな兆しが現れている。きょうソウルに来ることになっていた楊潔篪中国外相が突然訪韓をキャンセルした。困惑している立場のためだという分析もあり、近く実施される空母「ジョージ・ワシントン」の西海(ソヘ、黄海)訓練に対する抗議の表示という解釈もある。どちらであれ堂々としていない。北朝鮮の武力挑発が100%確実な延坪島事件の真相から目を背けようとして動きが苦しくなっているのだ。

  延坪島事件に対し中国外交部は、「韓半島の平和と安定を害するいかなる行動にも反対する」とし、南北双方に冷静さと自制を求めた。米空母の西海訓練についても懸念を表明した。白昼にならず者に殴られ血を流しているのをしっかりと見ておきながらなにも言わず黙っていろというものだ。ひとまず殴った側をなだめ自制を求めるのが常識であり道理だ。天安艦事件のときも中国は事件の真相から目を背け北朝鮮の肩を持った。核開発と直結したウラン濃縮の事実を見せつけるかのように公開したのに中国政府の公式な立場表明で北朝鮮に対する非難は一言も見つけられなかった。だから北朝鮮が日増しに大胆になり、民家に砲弾を撃ち込む無差別的な挑発までするのではないか。延坪島事件に対する間接的責任から中国も逃れられないという見方もあることを北京の指導者らは留意しなければならない。

  中国は北朝鮮に影響力を行使できる政治的・経済的なてこを持つ唯一の国だ。国連の北朝鮮制裁決議にもかかわらず中国はそのてこをまともに使わずにいる。中国が覚悟を決めふせいだのなら、どうしてウラン濃縮施設の建設に必要な物資が北朝鮮に持ち込むことができたのか。今回の延坪島事件は全面戦を覚悟していなければ起きることのない計画された挑発だった。韓国が自制しなければいくらでも全面戦へと飛び火するかもしれなかった。問題は北朝鮮が再度挑発をしないという保障がまったくないという点だ。韓半島で全面戦が起きれば中国も巻き込まれる可能性が大きい。最悪の場合、米国との戦争まで覚悟しなければならない。そうした事態を望んでいないなら、いまからでも中国は北朝鮮の手首をひねらなければならない。一切の挑発を中断し、真の非核化の意志を持って交渉のテーブルに出てくるよう促さなければならない。中国式改革開放だけが生きる道であることを平壌に周知させなくてはならない。それが大勢を読む大国の態度であり、中国自身の国益にも合致する道だ。

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