【社説】中国は責任ある役割を果たしているのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.26 11:24
かめの中のネズミを捕まえるには、まずかめが丈夫でなければならない。かめが強くなければネズミを捕まえるための棒でかめが割れてしまう。穴があってもいけない。コーナーに追い詰めたネズミが抜け出られるためだ。「穴のない丈夫なかめ」はネズミを捕まえるための先決条件だ。わが領土に対する北朝鮮の無差別砲撃で軍人だけでなく民間人の死傷者まで発生した。北朝鮮への懲罰のためにかめが丈夫かどうかを確認するのはわれわれの役目だ。問題は穴だ。いま北への懲罰の前線には深刻な穴が開いている。中国だ。
いくら北朝鮮を追い詰めたとしても、中国が協力しなければ懲罰はできず、再発防止も空念仏になるほかない。延坪島(ヨンピョンド)事件と関連し国際社会が声をそろえて中国に責任ある役割を求めている理由だ。中国は大国だ。大国なら大国らしく行動する時に尊敬と相応の待遇を受けられる。