【社説】退任する最高裁判事も懸念する裁判所内の組分け
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.08 10:27
11日に退任する金竜潭(キム・ヨンダム)最高裁判事が、裁判所の一部の組分けに苦言を呈した。金判事がきのう本紙記者との単独インタビューで明らかにした所懐は、第一線に立つ判事が耳を傾けるべきだ。37年5カ月という歴代最長の在任記録だけでなく、金判事が今年初めに裁判所行政処長として申暎澈(シン・ヨンチョル)最高裁判事の裁判介入問題の真相調査団長を務め全国で揺れていた裁判官会議の動きを沈静化させた人物だったためだ。
「判事らの間に疎通が不足し、互いを理解すること不十分で、時に組分けされることもあるようで心配だ」という金判事の指摘のように、最近裁判所内で保守派と進歩派の判事の間の理念の温度差に対し懸念する声が高まっている。特に「われわれの法律研究会」に所属する判事らがろうそくデモ裁判当時に申判事の裁判介入を非難し裁判所会議を主導したことがわかり、保守団体から会員リスト公開の要求まで受けている状況だ。