外国人2日間5400億ウォン売り越し、証券市場で北朝鮮リスク長期化懸念
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.11 13:07
勢いよく上昇していた韓国総合株価指数(KOSPI)が北朝鮮という伏兵に出くわした。10日、KOSPIは前日より8.92ポイント(0.38%)低い2359.47で取り引きを終えた。2日連続の下落だ。6月21日(2357.53)以降の最低値だ。史上最高値を記録した先月24日(2451.53)よりは92ポイント下がった。取引場での変動性も高まり、一時2339.06まで落ち込んだ。
前日にトランプ大統領の「炎と怒り」発言が出た直後、北朝鮮はグアムを包囲射撃する可能性があると宣言した。この日は「8月中旬に『火星-12』を4発同時に撃つ可能性がある」と具体的な計画まで明らかにした。北朝鮮リスクは外国人が特に敏感に見る変数の1つだ。英国エコノミスト誌は今週『戦争が起きるかもしれない(It could happen)』という記事で北朝鮮との戦争シナリオまで分析した。
外国人投資家はいっせいに売りに出た。前日から2日間だけで有価証券市場で合計5400億ウォン(約514億円)分の株式が売却された。