韓経:【社説】韓中THAAD経済戦争、中国の損害がもっと大きい
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.24 13:05
中国がTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備を理由に韓国に加える経済報復がピークに向かっている。中国人観光客の団体観光を禁止し、韓国商品を壊して燃やすなど不買パフォーマンスをあちこちで行っている。THAAD敷地を提供したロッテは全面的に税務調査を受け、中国内の売り場99カ所のうち87カ所が営業停止となった。官営メディアは連日、強い語調で韓国を叩き、幼稚園児や子犬まで動員して反韓感情をあおっている。稚拙な「不良大国」の極致を見せるようだ。
中国の報復が強まるほど韓国国内では被害に対する懸念が強まっている。中国人観光客は昨年の800万人から今年は400万人以下に減少する見込みだ。中国の報復措置が団体観光の統制、非関税障壁の強化を越えて、資本市場からの撤収、輸出入統制につながるという分析もある。産業銀行によると、中国が追加で経済制裁をすれば製造業の輸出と免税店・観光界の売上高が約23兆ウォン(約2兆3000億円)減少するという。報復が長期化するという懸念もある。これほどなら「恐中症」といえる。