金正恩委員長が下級幹部の葬儀場を訪問した理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.31 17:30
北朝鮮が下級幹部の葬儀場を異例に訪問した金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の弔問する姿を23日、公開した。労働新聞はこの日、金正恩委員長が22日に労働党中央委員会候補委員である姜技燮(カン・ギソプ)民用航空総局長の葬式を訪れ、深い哀悼の意を表わしたと報道した。労働新聞は、金正恩委員長が葬儀場を訪れ、北朝鮮高位幹部らとともに故人の遺体の前で深く頭を下げる場面や故人の顔をなでながら悲しむ姿を載せた。金正恩委員長と同行した高位幹部は、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)軍総政治局長、崔竜海(チェ・ヨンヘ)国務委員会副委員長、李明秀(イ・ミョンス)軍総参謀長、朴映式(パク・ヨンシク)人民武力部長などだ。
金正恩委員長を含めた北朝鮮高位幹部が弔問した姜総局長はどのような人物だろうか。姜総局長は、高麗航空など民間航空部門を司る機関のトップだが、北朝鮮の権力序列で考えれば、100位にも入らない。労働党中央委員会は候補委員より高い委員だけでも100人以上はいるためだ。だが、どうして彼らが姜総局長の葬儀場を訪れたのだろうか。