「私が金正日の秘密資金で賭博・整形?」 金正恩の叔母が脱北者3人を韓国で告訴
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.03 16:26
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔母が韓国国内に住む脱北者3人を名誉毀損容疑で告訴した。1998年に米国に亡命し、米国国籍を持つ高英淑(コ・ヨンスク)氏が張本人だ。特に高氏は夫のイ・ガン氏を通じて自分の法的代理人に康容碩(カン・ヨンソク)弁護士を指定した。
康弁護士は2日、中央日報との電話で、「ジェームス・リーという人が1カ月ほど前にメールを送ってきて『11月30日に訴訟相談ができるか』と尋ねた」とし「会ってみると高氏の夫のイ氏だった」と話した。パク・ナムチョル、パク・ゴンなどの名前でも活動しているイ氏は先月30日、康弁護士の事務室を訪ね、米国旅券(パスポート)などを提示して訴訟を進めてほしいと依頼したという。高氏は同行せず、イ氏は翌日の12月1日に米国に出国した。
イ氏は康弁護士に「米国で康弁護士が出ている放送をすべて見た。韓国には特に知っている弁護士もおらず、メールを送った」とし、康弁護士を選任した理由を説明したという。康弁護士は2日午後、ソウル地裁に訴状を提出した。高氏夫妻は98年に米国に亡命した後、米国国籍を保有したことが分かった。名誉毀損などの民事訴訟は訴訟代理人がいれば当事者の出席なしに裁判の進行が可能だ。米国人でも違法行為の加害者が韓国に住んでいる場合、韓国の裁判所に訴訟を起こすことができる。脱北者の3人は国家安全保衛部出身者、北朝鮮元首相の婿、元外交官など国内放送で活発に活動している人たちだ。