<取材日記>韓国人除いたブッシュ大統領の脱北者面談

<取材日記>韓国人除いたブッシュ大統領の脱北者面談

2006年05月01日12時13分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ジョージ・ブッシュ米国大統領が先月28日、ホワイトハウスで脱北者キム・ハンミちゃん(7)家族に会う席に韓国特派員たちは入れなかった。共同通信など日本の特派員たちだけ立入が許可された。

  ホワイトハウス側は「ブッシュ大統領が昨年、脱北者カン・チョルファンさんと会った日が『韓国の日』だったら今日は『日本の日』と思ってくれ」と了解を求めた。しかしブッシュ大統領が面談したのは韓国人が5人(ハンミちゃんと親、チョン・ソンサンミュージカル監督、キム・ソンミン自由北朝鮮放送局長)である一方、日本人は2人だけだった。拉北被害者の横田めぐみさんの母早紀江さんとめぐみさんの弟の拓也さんだった。5対2だったが、この日の主人公は2人の日本人だった。

  ブッシュ大統領は30分間の面談を行い、北朝鮮のめぐみさん拉致に非難を集中した。「一国のリーダー(金正日)が子供(めぐみさん)の拉致を助長したということは信じ難いこと」「北朝鮮はこのお母さんと愛する娘を引き離す非情なことをした。早く娘をお母さんのもとに返さなければならない」。ワシントンポストなど主要言論のヘッドラインは一斉に「ブッシュ大統領、拉北日本少女のお母さんに会う」だった。ハンミちゃんの話は見つけにくかった。

  面談に加藤良三駐米日本大使が陪席したことも、この日の出会いが日本版だったことを立証した。加藤大使が率いる駐米日本大使館はワシントン政界に日本人拉致被害者問題を公論化するため、昨年から情熱的に活動を繰り広げてきた。先週、米下院が初めて日本人(早紀江さん)を立ち会わせ拉北者聴聞会を開いたことや、ブッシュ大統領が早紀江さんと会ったのはすべてその成果だ。

  早紀江さんはホワイトハウス訪問に先立って日本の外務省と駐米大使館の積極的な支援のもと、米国家安全保障会議(NSC)高位関係者らに相次いで会い、知られるようになった。

  一方、政府の関心の薄さから、ワシントンまで来た韓国の脱北者と拉致被害者たちはスポットライトを浴びることができなかった。北朝鮮人権問題に関する限り駐米韓国大使館は言葉数が少なくなる。政府の指示のためだろう。「我々も北朝鮮の人権状況は懸念するが…」で始まるような言葉ばかりを繰り返す。ホワイトハウスが5人の韓国人を招待しながら、大使館関係者を陪席させないのはこの言葉に聞きあきたからかもしれない。
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