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【時視各角】「赤色の方向指示器」と米国の無理強い=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.11 14:48
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韓米自由貿易協定(FTA)をめぐる米国の問題提起にはあきれる点が多い。圧巻は「不公正貿易のために韓国で米国車が売れない」という主張だ。トランプ大統領も4月の韓米首脳会談直後、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が『米自動車企業が韓国で公正に競争できるようにする』と述べた」と明らかにした。逆に言えば「米国企業は現在、不公正な待遇を受けている」ということだ。

車を運転してソウル江南(カンナム)に行くと、前後左右すべて輸入車だ。フォルクスワーゲンが「ディーゼルゲート」で停滞しているが、今年に入って8月まで登録された輸入車は全体の15.2%。過去最高(2015年15.5%)水準だ。フォルクスワーゲンが回復すれば20%に達するのも時間の問題だ。

 
このような状況で輸入車不公正待遇とはどういうことか。血盟である米国の車だけを選んでこらしめるようなことはあり得ない。にもかかわらずトランプ政権は「韓国政府の巧妙な妨害で米国車が売れない」と言い張る。しかし米通商代表部(USTR)が不公正規定だとして指摘するものを見ると苦笑しか出ない。

自動車関連のUSTRの要求は5つ。すぐに応じても大きな支障がないものだ。「米国のように自動車方向指示器を黄色だけでなく赤色も認めてほしい」「国内修理会社に対する教育義務をなくしてほしい」などだ。外国で商売をするには規定のせいにするのではなく、自分たちが合わせなければいけない。

問題は、こうした一方主義的な態度をトランプ大統領はもちろん、韓米FTA交渉をするライトハイザーUSTR代表も見せている点だ。プライドが高いライトハイザー代表は交渉で自分の論理を激しく押しつけることで有名だ。

韓国との縁も深い。1984年にはUSTR副代表としてソウル・ワシントンを行き来し、鉄鋼「輸出自主規制(VER)」交渉を終えた。当時の交渉相手だったキム・チョルス元商工部長官は彼の性分を表すエピソードを語った。

当時ワシントンでの終盤の交渉では、米国内の韓国産鉄鋼量を全体の何%にするかが争点だった。韓国は2%以上、米国は1.6%に固執し、妥結しなかった。交渉後にキム元長官がホテルに戻ると、ライトハイザー副代表から電話があった。「今夜カリフォルニアに行くので、我々の要求を受け入れるか、それとも交渉を決裂させるか」という脅迫だった。韓国側はその言葉を信じるべきかどうか分からなかった。悩んだ末、韓国交渉チームはすべてのカリフォルニア行き航空便の乗客リストをチェックした。ワシントンを離れるという言葉の真偽を確認したのだ。結局、ライトハイザー副代表の名前がどこにもないことを知った交渉チームは最後まで粘った末、翌日に2.0%に決めるのに成功したという。これを知る人たちは、ライトハイザー代表が今回も輸出自主規制に持ち込む可能性があるとみている。しかしこの場合、我々の自動車輸出が減るだけでなく、輸出自主規制を禁止したウルグアイラウンド原則にも背く。

一方では韓米FTAを破棄する覚悟で臨むべきだという意見もある。しかし韓国にさまざまな面でプラスになるシステムをなくしてしまうのは望ましくない。むしろ通商以外の分野で問題を解決するのが賢明だという声が出ている。例えば、北朝鮮の脅威が強まっているだけに、武器を多く購入して米国をなだめようということだ。このほかにも、「北朝鮮の脅威の前で同盟を揺さぶるべきでない」という米国内の韓国擁護論者やFTA破棄で大きな損害が生じる輸出業者の支援を訴えるのも方法だ。無理強いだと知りながらも時にはそれに合わせて対応しなければならないのが「強者の論理」が通じる国際社会ということだ。

ナム・ジョンホ論説委員

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