【コラム】中国の「高鉄外交」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.25 11:00
「ピンポン」「パンダ」…。中国外交の前に付けられた修飾語だ。最近ではここにもうひとつ追加された。「高鉄外交」がそれだ。韓国語にすれば「高速鉄道外交」だ。このような形式だ。
先月17日にブラジルを訪問した習近平中国国家主席は画期的な提案を出した。ブラジル東部とペルー西部をつなぐ南米大陸横断鉄道を建設しようというものだった。習主席は「中国が資本と技術の相当部分で責任を持つ」という話で両国の合意を引き出した。「米国が掌握するパナマ運河を避けられる妙策」という歓呼が中国メディアで広がった。中国の高速鉄道はこのように“米国の前庭”に食い込んでいる。