【社説】「100年ぶりの気象異変」で済むことではない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.24 14:44
秋夕(チュソク、中秋)を控えてソウルと仁川(インチョン)が‘水爆弾’を浴びた。 あっという間に最高289ミリの降雨量を記録し、住宅と道路が水に浸って列車が止まり、停電した。 雨水を処理できず、むしろ下水管が逆流しながら生じた典型的な「都市洪水」だ。 首都ソウルの真ん中の光化門(クァンファムン)一帯が沈水した中、数万人の被災者は家の中に入った泥水を排出し、家財道具の整理に追われ、秋夕どころではなかった。 秋夕に想像もしなかった災難にあった人たちに心から慰労の言葉を伝えたい。
気象庁は今回の雨を「過去100年で最悪の暴雨」と伝えた。 時間当たりの降雨では観測史上最高ということだ。 それほど正確な予測には限界があるという意味が込められている。 それにしても40-60ミリという予報に対し、わずか数時間で予想降雨量の5倍を超える暴雨となったのは、何か予報システムに大きな故障が生じたのだ。