韓経:米国・インドに…「ファーストムーバー」奪われたKバイオ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.07 11:30
米食品医薬品局(FDA)が1日、インドのバイオコンと米マイランが共同開発したバイオ後続品「オギブリ(トラスツズマブ-dkst)」を承認した。乳がんと転移性胃がん治療剤ハーセプチンを複製したバイオ医薬品のうち初めて米国で許可を取得した。バイオ後続品市場の後発走者だったインドまで加勢し、韓国のファーストムーバー(市場開拓者)の地位が揺らぐ可能性があるという分析が出ている。
◇7年ぶりにFDAの許可受けたインド
バイオコンはオギブリのFDA承認をインドのバイオ産業に一線を引くほどの業績と評価している。米国企業との共同開発ではあるが7年間の集中の末にインド企業で初めてバイオ後続品市場に参入したという点からだ。オギブリは8月に欧州医薬庁(EMA)の工場調査で問題点が見つかり許可申請を撤回した製品だ。FDAは9月に予定されたオギブリの承認決定を先送りしたが、延長審査を経て最終承認を出した。バイオコンのキラン・マズムダル・ショウ会長は「今回の許可でバイオ後続品を開発できる能力と可能性を立証した。グローバルバイオ後続品会社と同じリーグに立つことになった」と話した。