韓経:【社説】同族の命を担保にした金正恩の核いたずら、容認できない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.11 11:10
北朝鮮が韓国と米国に向かって脅威の度合いを高めている。ミサイルで米国の戦略基地であるグアムを包囲射撃するといった北朝鮮は昨日、具体的な「実行案」まで出した。韓半島(朝鮮半島)およびその周辺地域が攻撃の対象であることも明らかにした。「ソウルを火の海に」「核戦争」「悲劇的終末」などの発言を単に恐喝に終わらせないということだ。韓国国民の命を直接的に脅かしている。
大韓民国の安保がここまで脅威されているにもかかわらず、国民の間でこのような状況を深刻に受け止める姿を見当たらない。危機を誇張する必要はないが、目の前に差し迫ってきた北朝鮮の脅威にまともな準備ができていないというのは異常だ。北核攻撃に備えた民間防衛訓練は一度も実施されたことがない。待避所がどこにあるか知っている国民がどれほどいるかも疑問だ。韓半島から7000キロメートル程度離れた米国ハワイでは11月から待避訓練を行うことにしている。