このためピッツバーグが姜正浩に対する単独交渉権を得たことに疑問が生じた。昨年のピッツバーグの年俸総額は７８００万ドル（約８４５億ウォン）と、ＭＬＢ３０球団では４番目に少なかった。ピッツバーグが最高額で応札したのは実際に契約するためではなく、ライバルチームの戦力補強を防ぐためという疑惑もあった。ピッツバーグに主力内野手がそろっている点も疑問を抱かせた。姜正浩が入団してもバックアップ要員になるという意見が多かった。しかし姜正浩が年俸４００万ドルを受けるなら話が変わる。年俸４００万ドルはピッツバーグ球団内で７、８番目に多い。ピッツバーグは投資の正当性を立証するために姜正浩に十分な時間と機会を与えるはずだ。

姜正浩が来月のスプリングキャンプで実力を示せば、正遊撃手ジョディ・マーサー（２９）を抜く可能性が高い。打撃では姜正浩がマーサーに勝つことができる。二塁手争いでも勝算がある。２３本塁打の正二塁手ニール・ウォーカー（３０）は自由契約選手（ＦＡ）資格を得るまで２年しか残っておらず、ピッツバーグがトレードカードとして使う可能性がある。

しかし依然としてＭＬＢは姜正浩を疑いの目で眺めている。ＭＬＢの剛速球投手に対応できるのか、他のアジア内野手とは違って安定した守備ができるのか、確信していない。しかしピッツバーグ球団は姜正浩の価値を高く評価していて、計画通りに交渉を進めている。今まではすべてが順調だ。


＜大リーグ＞姜正浩、ピッツバーグ契約が間近…期待以上の年俸（１）