<創刊企画>日本IT界の神話、孫正義「志高く」(13)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.30 17:39
#‘怪物実業家’の誕生
東京に移ってすぐ、私はギャンブルに近い勝負に出た。 創業資金1000万円のうち800万円を投じて電子展示会「エレクトロニクスショー」に参加したのだ。 周囲の人たちはみんな私を引き止めた。 会社といえば名前だけで、製品も実績もなかった。 私は聞こえないふりをして、行事場所で最も大きなブースを借りた。 そこを華麗に飾った後、ブースのないソフトウェア企業に無料で貸与した。
大衆の目を引けば大きな広告効果があると考えた。 「パソコン時代にはソフトウェアが重要だ、そのソフトウェアを私、孫正義が販売する」ということを知らせようと努力した。 普通のカタログではなく、雑誌を制作して配った。 展示会が終わると、会社は破産直前状態になった。 1週間ほど過ぎた頃、電話のベルが鳴った。