韓国性売買リポート(上) 風俗街は減ったが…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.03 17:47
他の地域も同じだった。 中央日報は光州をはじめ、ソウル・釜山・蔚山の中心遊興街を現場取材した。 光州尚武地区、ソウル駅三洞、釜山蓮山ロータリー、蔚山三山洞だ。 ここは性売買特別法後、集中的に成長してきたいわゆる“性売買ニュータウン”だ。 先月2-5日に中央日報が該当地域を取材した結果、地域別に直径1キロ当たり平均100店で売買春が行われていると推定された。 特に「性売買ニュータウン」は、ルームサロンなど遊興飲食店とマッサージ店を中心に成長中だ。 女性家族部の「2010性売買実態調査」によると、ルームサロンなど遊興飲食店は07年の2万8757店から2010年には3万1623店に増えた。 マッサージ店も07年の3360店から2010年には5271店が増えたと把握された。
こうした「性売買ニュータウン」は住宅街や学校付近にも形成されている。 光州尚武地区の場合、大通りを一つ渡れば大規模な団地がある。 道の向かい側の小学校とはわずか190メートルしか離れていない。 蔚山三山洞一帯と釜山蓮山ロータリー周辺も住宅街や団地と隣接している。 ソウル駅三洞一帯の遊興街は女子中学・高校の近くにある。
最近は住居型オフィスルームで隠密に行われる、いわゆる「オフィバン」が盛況中だ。 “シルジャン(室長)”と呼ばれる性売買斡旋業者が、男性顧客と売春女性がいるオフィスルームをつなぐ。 中央日報がインターネットと各種情報誌をもとに取材した結果、ソウルだけで71カ所の「オフィバン」が営業中であることが確認された。 「オフィバン」は主に地下鉄駅の周辺にある。 駅三駅14カ所、江南駅13カ所、宣陵駅7カ所、弘大入口駅4カ所、新ノンヒョン駅2カ所などの順だった。